宿泊税と和装品
2018年04月27日
こんにちは。
JPRESERVEの宮本です。
最近は、住民様との交渉などが立て込んでいてなかなかブログをかけませんでした。
◆宿泊税説明会に参加してきました。
これまで、旅館業法など特殊な許可申請などを専門的に扱うのでこのような大きな変化には敏感です。
今後の税金申告などの諸業務が代行関連の業務の中でも発生するだろうと思い早めに行ってきました。
月間の宿泊者と宿泊代金について1名/1日必要となるもの。
20,000円未満なら200円、それ以上なら500円~となり、我々簡易宿所を経営する立場ですと一棟貸し10,000円~40,000円で5名程度という形になるため、概ね、一泊当たり1,000円。月間30,000円の税金が必要という内容です。既に予約が決まっているお客様に対して税金導入につき価格を上げてほしいということは難しい為、当社やオーナー様で泣かないといけないもので、今後のご予約の方には別途宿泊税を請求するか価格にそれを踏まえる必要があります。全ての簡易宿所がそれに呼応してくれて税金を請求してくれれば京都市の宿泊単価は安定すると思いますが、これまでの価格を貫いて価格を維持する施設も出るでしょう。注意深く価格設定を見直していかなければいけません。
◆当社施設の近隣の方からの頂き物
もともと私はこう見えて京都呉服メーカーで働いたこともあります。着物だって自分で着れます。日ごろから近隣の住民様とは世間話は非常に多くしているのですが、最近までアンティーク着物の裁縫をお仕事にされていた方がお店を閉められることになりました。以前より、私の施設に飾ってみては?ということで色々と頂き物をしてきました。今回は、以前にされていたお店を他の方へ貸されることが決まったということで、思い出のつまった大切なものをお分け頂きました。次の当社施設は町屋です。そこに飾り、お見せしたいと思います。
〇まり
あまり売られてはいませんが、こちらは糸を幾重にも重ねて文様を出す非常に手間暇のかかるまりです。最近ではなかなかお目にかかりません。中には鈴が入っており、カラカラと気持ちの良い音も奏でてくれるものです。良く目を凝らしてみると人の手の仕事なので機械的な目のずらし方では無く、感覚でずらして円形に仕上げています。じっくり見ていても、職人さんの作業風景がうかがえるものです。
〇はぎれで作ったミニチュア着物
しっかりと衣桁(いこう)まで作られた飾りものです。生地は大正時代の友禅のはぎれです。当時はかたもんの発達がまだまだこれから。京都の友禅は型友禅が主流。ところどころに人為的なミスなどがあるのが味です。なかなかかわいらしい文様です。中国のお客様に喜んでいただけるカラーリングなので、こちらをいただきました。
〇タンス
昔のタンスは釘やねじは一切ありません。木の杭で何度でも修理できるようになっています。風合いも美しく、マカボニーの色です。桐で作られたものはさらにお高いですね。これは木材は不明ですが、この中に手作りの着物が入っていた思い出がにじんできます。大切な場所に配置したいと思います。
〇飾り箱と手作り人形
帳場カウンターのおもてなしに使いたいと思います。
全て大切に自分で作ったり、買い集めたもの・・・お客様にもその思いが伝わるといいなと思います。
大切に何十年と使えるものをいただきありがとうございます!大切に当社のゲストハウスに根付かせて使っていきたいと思います。
カテゴリ:ブログ