施設外玄関帳場の簡易宿泊所 許可第1号 / 行政指導について

こんにちは。

JPRESERVEの宮本でございます。

施設外玄関帳場と該当する簡易宿泊所の許可がようやくおりました。

許可証を見たときに感じたことはとても感慨深いものでした。これまでオーナーに代わって民泊代行を行う中で幾度となく許可証を見てきましたが、このように、弊社の情報が入ることは経験がありませんでした。名実ともに認められたということと、この物件と運命を共にし、責任も共にするという重さも感じます。

また、この物件についてはその他にも思い入れが深いのです。北京の投資家(女子で年齢も私と同じ位の2人組)が直接中国の規制をかいくぐり、VPN経由で米国のサーバー経由で弊社に直接コンタクトをとってきたのです。それだけでは無く、コーディネートも調達も設営も家族を連れて設営をするというケチ・・いや、真面目さぶり。日本中、直接コンタクトをとって返信してくれたのが当社だけだったとのことです。それだけで選ばれたのはなんだか悔しいですが。さておき、許可を取って「許可済み物件」として転売する中国の投資家さんに比べて本当にひざを突き合わせて今後の経営を話し合えるオーナー様です。一緒に住民様への挨拶も行きました。もちろん当社のスタッフと私がついて何を言っているのかコミュニケーションを円滑に進めましたが、お土産に甘栗まで買ってきてくれて。もうちょっといいもの買って来たら?と思いましたが、近所のおばあちゃんが「お嬢ちゃんたち、これくれるの?ありがとうね。お気ばりやす」と声をかけてもらったことは、言葉が通じなくても気持ちは伝わるんだなと感じた次第です。私も彼女たちの等身大のお付き合いを住民さんとしようとする姿勢に心を打たれました。当社は彼女たちの日本国内の納税義務を背負うことを決めましたし、税務も変わって行うこと良しとして判断しました。

初めての施設外玄関帳場で稀有な出会いと信頼関係を構築できたとても嬉しい事例です。

 

◆初めての、行政指導を受けました

当社は完全法令対応をかかげこれまで実施してきておりましたが、当社の管理する簡易宿泊所が収容人数超過、帳場の撤去、建築基準法上利用してはいけない部分の利用、消防法令違反で保健所、建築審査課、消防署の3者より厳しく、重い指導を受けました。物件が増えるにつれ、私が直接現地に行って確認することも減少してはいますが、気づいて是正をすぐにオーナー様へ依頼すれば対処を厳しく取れていたことですが「わかっていてやっていたんでしょ?知ってたんでしょう?と言われた時。わかってやっていました。としか言えません。」

これまで、当社は最初から法令対応、対面チェックインしかしない。セルフチェックインしてくれと依頼されればお断りする。帳場を取ろうものなら付けてくれないとしませんと言う。何より住民対応をうまくこなしてくれ、説得してできるようにしてくれなんか言われようものなら他をあたってもらう。収容人数オーバーを要求されたらお断り。緊急対応などの費用をケチる投資家様とは、これまでお付き合いを重ねていくうちに分かれば、こちらから決別して参りましたし、投資家目線で得になることよりも、地域の方と一緒に施設を運営していくんだという気持ちで、それについてきてくれるオーナー様だけお付き合いをしてきました。

こんなことがあって、結局、法令を守らずに様々な仕事を受けていれば会社としてはもっと成長できたでしょうし、今頃、法令に対応する体力もついたと思います。

しかし、情けなくて恥ずかしい。

結果的に1つの法令違反で、これまで他より儲からなくても当社に任せ、住民優位の考え方に賛同頂いてるオーナー様には申し訳ない。

色々な場面でJPRESERVEが民泊運営したら他の民泊と全然違う、キャリーバックの音がいっこもせえへんねん!と色んなところで宣伝してくれたり、この施設に花かざって外個人に見てもらうねん、と当社の物件を楽しみにしてくれている近所の住民さんに申し訳ない。

結局は当社も他と一緒でした。「儲かるなら、ばれない様にすればえんちゃう。」

3年頑張ってきましたが、これからまた一からやり直しです。

法令の改正、ゴミの分別、宿泊税などによって致し方なく当社より廉価な代行事業者様へ移られる方も増えています。そんな中、許可だけとって違法な運営をするしか収益を保てなくなるケースも増えてきていると聞きます、代行を受ける前から赤字になるだろうと予想できるケースも増えています。

そこで安易にはいはいとOKを出せば簡単に儲かるビジネスです。法令対応をすればするほど先細っていきます。真面目にやればやるほどどんどん儲からない商売になっていっています。

しかし、より一層、襟を正して頑張っていこうと思います。民泊には地元と一緒に商売ができる唯一のビジネスです。若手の空洞化、働き先を提供できる商売です。今後、どうなるかわかりませんが、信じて頑張るしかありません。

 

信頼してついてきてくれ当社を誇りに思ってくれていたスタッフ、無理な要求にしぶしぶお応え頂いた投資家様、住民の皆様、本当に申し訳ありませんでした。

これからも頑張っていきたいと思います。よろしくお願い致します。

ゴミの完全分別と適正廃棄について

皆様

大変ごぶさたしております。JPRESERVEの宮本でございます。

先日、10月1日より当社ではゴミの完全分別の取組みを開始致しました。こちらを見られている方は、ピンと来られていると思いますが、現在、民泊に対して特に、事業ゴミの収集契約について積極的な行政指導が行われているのはご承知のことと思います。また、収集契約しようにも、収集業者が民泊の収集を受け付けない(要は事業ゴミとして徹底的な分別を行政が指導しており、そのまま出てしまう民泊のゴミはお断り)。

という状況が見られています。収集業者さんも小規模の所は、実態を理解せよと強く行政に申し出て、比較的非分別でも受け入れさせることができる力のある会社さんもいらっしゃいますが、皆さん口をそろえて「京都市のスイッチが入れば無理になります」という言葉です・・

当社も予備知識も無く、民泊を始めているので、もちろん「弊社が事業主で無い施設であっても、清掃担当者が持ち帰り」しておりましたし、住民様へご迷惑をかけない為と思って現地から運営代行施設のゴミを持ち知らずに持ち帰りしておりました。

ところが、こちらは、違法なんですね。本日は細かなことは割愛しますが収集運搬の許可を持たない者がゴミを持ち運ぶことはできないんです。

今、色んな民泊の運営者の方が、実態に即さない、これは実際の運営をわからずに公務員の担当者が杓子定規に決めている。絶対に不可能だと、様々に働きかけられているようです。しかし、赤信号みんなでわたれば・・・の状態で言いたいことを言うのではなく、一回は、戻って赤信号で止まってみましょうというのが当社のモット―。ゴミの分別にお客様、弊社スタッフともども取り組んできたことをご報告しようと思います。

◆分別のマニュアルと分別のレクチャーについて

以前、皆様に告知(誰が見ているのかわかりませんが)当社の作り上げたゴミ分別マニュアルを公開し、広く活用頂きたいとお約束しておりましたので、UPさせていただきます。

こちらは実際に民泊を利用するお客様が日本に来て特に買いそうなものを買い、実際に食べて、その後の適正処理を当社みんなで行いマニュアルにしたものです。今では食べ物を買うときにゴミになることを考えて買いますし、リフォームをする時もゴミを最初から分別することを意識してゴミ捨て場の構築から行うようになっています(笑)

お伝え遅れましたが、民泊に特に指導が行われているゴミについて概ねの種類を記載致します。特にやっかいなのが廃プラを含む、産業廃棄物です。マニュアルを見て頂くと殆どそのことに始終しています。行政が注目するのは再生可能紙が1位、プラが2位です。紙は比較的簡易に分別ができます。

①一般廃棄物 いわゆる燃えるゴミです。この中には、ビニール袋、プラスチックなど、化石燃料から合成された製品は入れることが一切できません。収集業者さん自体もこれを持ち帰って市のクリーンセンターに持ち込むときに非分別だと受け取り拒否、ひいては行政処分を受け始めているので結構シリアスになりつつあります。

②産業廃棄物 私共、市民の分別とまったく異なる概念なのが、この産業廃棄物です。通常、リサイクル資源として回収している廃プラスチックは、事業ゴミでは産業廃棄物として扱われます。そして、こちらで最も恐ろしいのは、「生ものがついているもの」は一切受け取り拒否になってきています。どんな物でもごちゃまぜと言っては語弊がありますが、そんな状態で処分できるものが産業廃棄物。しかし、これに、生ものが付着して臭気を発するものは一切受け付けしない。そしてこれは、一般廃棄物のようなかなり安価な定期収集という形は無く、専用の廃棄物運搬車と処分地が必要となり簡単に言うとかなり一回あたりの収集と処分は高額です(量によらず1万円程度)。事業主自身が回収し、産廃処分所に持ち込めば、軽トラック満載でも2,000円かかりません。要は、この仕組みが、施設に大量の産廃をストックできるだけし、限界まで溜まった時に別途、産廃収集を依頼するという構図を生み出しています。

⇒コンビニ弁当、ラーメン、サンドイッチの包装ビニール、ヨーグルト等々。民泊を利用される方に大人気なコンビニ食材はほぼほぼこれらでしめられています。これが最も難しいゴミで、結論から言うと、お客様に徹底した分別と洗浄をお願いし、当社でもそのチェックを行い、できていなければ徹底して対処しなければならないという状態になります。もちろん、長期保管を行う為、安易な洗浄では、保管している間に臭い、腐敗、虫の発生などを招きます。

③スチール缶④アルミ缶⑤ペットボトル⑥再生紙⑦ビン(ガラス類)他にライター、電池などの危険物。これらの分別は非常に簡単です。

分別マニュアルについて(本来は5種でいいのですが民泊において、お客様に伝えやすく、清掃担当者が適正に分けやすいよう7種にしています。あくまで営利目的でなく、社内用の無料でのおすそわけということで著作権の部分で指摘があればすぐにクローズする予定です(笑))

https://drive.google.com/open?id=1ti2iG_dGrlfErwFxmh_DSHHuIsYl2hwR

思いを同じくした民泊業者さんに活用頂きたいです!

◆取組み開始までに2か月の社内スタッフと分別、廃プラ洗浄の日々、ゴミのサンプル作り・・・

こちらは当社のスタッフで食べた物を洗浄した廃プラ類です。

こちらをお客様のチェックイン時にバッグで持参して説明します。このサンプルを作るのも大変です・・・

普段食べないカップラーメンなどもそうです。有名店の・・・というネーミングがつく商品は難易度の高い廃プラが集中しています。

そして、日本のレトルト技術に驚かされます。大変丈夫で、液体などが滅多なことでは漏れない!すなわち、ゴミになったときには非常に洗浄の難易度が高いものに生まれ変わることを意味します・・・

 

◆お客様の反応

わかりきっていたことですが、クレイジーだ、ばかなんじゃないの!?という言葉で始まります。そりゃそうです。ゴミを綺麗に美しく仕上げるのはどこの国でも行っていません。私達もお客様にクレイジーなお願いです。と言います(笑)

しかし、京都の法令はとても厳しいこと、そして、あなた達がしなければ当社のスタッフがそれを行うこと。そのストレスやや作業時間を考えてもらっています。

厳しいですが、非分別のお客様には3,000円の罰金を科すことも周知しています。

 

◆結果に歓喜しています。

結論から言うと、2割のお客様が完璧に廃プラを洗浄した状態で、適正に分別した形に協力してくれています。

そして、他の6割の方は、完璧では無いにしても、何等かの努力が強く感じられます。(種類分けは殆どできている状態です)、悲しいことですが残りの2割は協力してくれていません。(というかゴミが異常に少なく、買ったコンビニなどにゴミを戻しているパターンと外食に統一するパターンです)

これほど清潔な状態でゴミを出していただけるとは当社も驚いております。もちろん、毎度清掃の時にはゴミ分別の専門スタッフが向かい再分別、適正な洗浄を行うなどの「仕上げ」が必要不可欠ですが、想定した以上にゴミの状態が良いです。

 

●これはお客様が洗浄して廃棄した廃プラです。

ゴミ袋を見て頂ければわかるかと思いますが、UFOらしきものを食べていますが、ゴミ袋には一切付着していません。

このように整った状態で捨ててくるとは思わないでしょう?これが結構な頻度で続きます。クレイジーだ、クレイジーだと言われても。

「やってくれる。」本当に感激です。

 

●産業廃棄物(廃プラ)保管庫の様子

これは、寝室の押入れに作った廃プラの保管庫です。ベランダや、収納も無く、玄関先も一般廃棄物のストッカーがあるので、必然的に室内における限りの産廃保管ボックスを設置します。お客様には扉の鍵をしめて見せないようにしています。こちらの見た目は悪そうですが、顔を入れても清潔感の匂いがする「お客様と弊社のスタッフが手塩にかけて仕上げた美しいゴミ」です。

●一般廃棄物

これは、10日程度のお客様の一般廃棄物(もえるゴミです)。この間、お客様は5名グループが2組来ている状態です。こんなにも燃やせるゴミが僅かなのかと改めて驚きます。いかに、日本のゴミ、私達が排出するゴミはプラスチックで構成されていることがわかります。燃やせるゴミは私達の身の回りには殆ど無いということですね。

余談

私のよく出入りさせて頂いている処分所では、夕方5時の受け入れ終了後、この廃プラを汚れている物、汚れておらずクリーンセンターへ出せる物を従業員の方々全員で仕分けし、はねている光景は本当につらい仕事だと思います。私共と扱う分量とは格段に異なるのですから。そのような状況になっている状況でありますが、ゴミの分別・収集についての業務が増えることを打診してもなかなかご理解を頂けないオーナー様もいらっしゃいます。事情は理解はできるのですが、「はじめからしなければいけないことが出来ていないのだから、対処することが当然」ということへ改めて気づいて頂きたいものです。

また、一生懸命洗浄して美しい廃プラを、産業廃棄物として廃棄しにいきましたが、パッカー車へ吸い込まれていく様子を見たとき、あんなに美しく「売ってもいいほど」と思える、手塩にかけた廃プラを見て、とても複雑な思いでした。

ホテルや集合型の施設では、専門の従業員の方が集約されたゴミ置き場で分別することは可能です。しかし、50㎡程度の民泊で、これを行うことはほぼ無理と言ってもいいでしょう。しかし、限界まで頑張ってみた結果、なんとかやれるということを実感し始めています。本当にここまで協力してくれる宿泊者の方には感謝の気持ちでいっぱいです。特に中国の方は、事前に出国の際に国からこれらの教育を受けているのであまり驚かれないそうですが、当社の分別には異次元の物を感じるようです。しかし、彼らは一番協力してくれています。まあ、ご想像しやすい点としては、これらに一切協力を示さないのは日本人のお客様です。わかっていたことですが、なんだかやるせないですね。

また、そもそも、施設を新たに開設する際にはゴミのことを先に考えておくということも今後のキーワードです。

 

当社は対面で、いかなる場合でもチェックインの時に会って、注意事項の説明とパスポート情報の取得を行っております。何より、迷惑行為を徹底して防止する目的があり、多数の施設を管理する中でこれらの調整ができるスキームやノウハウを作り上げるには大変な時間と、なによりも多大な教育時間を割きました。しかし、今回のゴミの適正分別は、それらよりもはるかかなたの次元に存在する高い高いハードルでした。

法令に対応することを真摯に行っていますが、当社がオーナー様に提示する額は、上記にあげる対面チェックイン、ゴミの分別を行わない企業よりも高くなっていかざるを得ません。当社のポリシーについてきてくれているオーナー様にも宿泊税の負担増もあり、限界が近く、違法な運営をされる会社へ委託替えを行うオーナー様も出てきています。正直に真面目に法令通りにやっていても、他がやっていないのだからそちらに流れる。悲しいですが、京都全体がそのような状態です。まじめにやっている者がバカをみる。そんな状態に、もはや、なってきています。

引き続き頑張ってみようと思います。これ以上はもうないと願いつつ。そして当社の方針を貫いて経営が成り立つのか。京都全体がそのようにならなければ引き続きバカを見る状態は続きます。

それではまた。

 

PS

当社の施設外玄関帳場とセットで許可申請をした直営施設が完成しました。はじめての当社の町屋タイプで、戦前の航空写真にもある、井戸のある家です。昨今主流の天井の高い、現代風町屋ではなく、ガチンコの町屋です。天井高は2mありませんし、建物前後の妻入りの屋根の仕様で普通に2Fは天井が傾斜していますので、2Fの寝室ではしょっちゅう頭をうちます。日本人の平均身長が170そこそこの時代の物で、現代には合わない、不便な物です。それなのに、玄関は異常に広く、入ってすぐに吹き抜けを設け、そこで商売をできるようにしてあるのは、京都の商売人の見栄が感じられる、まさに「そとづらばっかり気にして作った家」です。見た目も中身もほんとに京都人のどろどろした部分をわかる人は感じれる(笑)町屋になっております。本当は町屋条例の適用も受けれたと思いますが、施設外玄関帳場を使う事で帳場もいらないので、同じことなので施設外玄関帳場つきの申請で進めました。

営業許可を受け次第、募集を開始しますが、レビューに頭を打つ家!と書かれるんだろうな~。

この施設が様々な国の方に京都の昔の暮らしが本当は不自由なことが、逆に受けることを願いつつ。果たして吉とでるのか。吉になってもらわないと困りますが、当社の愛する施設がまた一つ誕生します。

住民様との絆について

こんばんは。

JPRESERVEの宮本です。

今日はたまたま、知り合いの方から聞いて、大変驚いた件についてです。

私の会社では、京都市の条例改以前はいわゆる20分程度の駆けつけ要件に基づいて簡易宿泊所の開設を行っていました。

本日はダイレクトに上京区一番町のお話しです。

「住民パワーで止める」と銘うった記事、こちらに当社の名前も掲載されております。

たまたま、共産党の支持者の方からJPRESERVEさん、結構な事書かれてましたね・・・・どうしたの?一体何が有ったの?最近、御社のJPRESERVEさんのことで凄く、共産党の方から調べられました。JPさんの所は、他の民泊とは全く違うし、新聞に出るようなトラブルも一切ないし、なんだか、すごく執拗に調べているみたい・・・気を付けてね。

はっとして調べてみましたが、私の会社の名前やオーナー様の名前も弊社や、オーナーの許可も無く掲載されていました。別に書くのは問題無いと思いますが、公けに掲載されるので、お知らせなど、普通はあるものでは無いのでしょうか。法人ですからまだフィルタ―はありますが、個人だったらとんでも無いです。

 

これまで幾度となく言ってきておりますが、住民さんの迷惑になるようなことがあったら滞在者を帰らせる気持ちでやっています。

こちらの一番町においても一人一人の住民さんと対話の姿勢を変える気はありませんし、路地奥の防音対策や迷惑行為に対しても個別に検討を重ねていました。

固有名詞で言えるほど、個人に合わせた具体的な施策を検討しました。連棟家屋における建築基準法もそうですし、何よりも、隣の方が迷惑に思う程度はまちまちなんですから、それにあわせて全て対応する、きっと地域の中で皆さんが民泊のイメージと180度違うものを見て頂きたいと思っていました。

ところが、オーナーの自宅宛に(どうやって調べたのでしょうか・・・)皆さんからの署名と封書が届くなどもあり。オーナー様は奥様ともども怖くなり、憔悴して経営を辞退されました。

2歳のお子さんもいます。

こちらの町内の方では無いのですが、建築協定を推進される方から何度も電話でこの件が弊社の為にならない、開設するならそれ相応の覚悟をして下さい。という脅しのようなお電話。

共産党の議員の方から、JPRESERVEさんは他で素晴らしい実績をあげていらっしゃいますが、ここだけはどうか止めて下さい。オーナーが憔悴し、事業の取止めをお知らせした際、どこから聞かれたのか、「御社の英断、大変感謝致します。」というお電話を頂きました。

私は、コミュニティーに根差すことが必要な京都の民泊という商売は、共産党さんの考える、安心安全な高齢者の暮らし、古き良き町のコミュニティーを再構築させる仕事だと思っています。

それがこの仕事での、お客様のサービスを維持する上で必要なことなのです。他の事業者の方が酷いのは知っています。ですが、同じにしてほしく無かった。。。政治の材料にしてほしくなかった。。。皆さんのこと、とても信頼していましたし、一緒に地域のことを考えれる関係でありたかった。。。

また、この件、心配しておりましたが、私の子供は京都市在住です。妻には申し訳ないですし、子供は回りの人から何と言われるか。

そして弊社がどのように地域とともに民泊を考えているか、実践しているかも、再三、本当に何度も何度もお伝えしましたが決して見に来てはくれませんでした。

本当に一方的に型にはまった会社として見られたことはとても残念です。