京の宿泊所防火研修に行ってきました
2019年01月29日
こんにちは。
JPRESERVEの宮本です。
標題の研修に参加してきました。
これは、京都市消防局が民泊の支援施策として始めたもので、もちろん防火、防災の意識やいざというときの行動指針を広める為。それと、真面目にお客様と対面して防火への説明を行っている施設に対して銀、金プレートを発行するというものです。
詳しくはこちらをご覧ください。
http://www.city.kyoto.lg.jp/shobo/page/0000237425.html
違う角度からのお話しですが、アラサー、アラフォー世代のサラリーマン管理職の方々は防火管理責任者になられていることも多いのではないでしょうか?私も東京で中小企業で働いている際に、入居しているビルの指導によってなったことがございます。
半官半民のとても大きな企業でも働いていたことがある私ですが、当日は、総務担当から用意されたマトリクスになっている分厚い管理表や確認リストに○を適当にして、防災訓練に「仕事山済みだから早く終わってくれ!」と切に願いながら参加していた記憶があります。
しかし、この防火管理責任者に中途半端な規模の企業で、当たってしまうと、「これはこれは地獄」です。防災計画、避難訓練のカリキュラム、いざという時の指示命令系統づくりなど、消防署は満面の笑みで協力してくれますが(笑)。それはそれは、業務どころでは無いレベルの仕事量が発生します。会社の人からは理解もなかなかされませんし、もっぱら家でひっそりとするお仕事だった記憶があります。新宿の消防署の方、懐かしいな~。
会社の中で、経済的な利益の追求の管理職というのはイメージしやすいですが。組織の規模に合わせた人命、いざという時どうする?ということもできて管理職「ああ~、これが管理職っていうんだなっ(しみじみ)」と30台前半で早くも管理職になった気で自己陶酔にひたった記憶もあります。。。。
こういうことだけしている管理職の方も多い訳で。働けよ!と思っていたこともありましたが、少し、苦労が分かったときでもありました。
・・・して、京の宿泊所防火研修の感想ですが。私は予備知識があったのですが、とても良いです!特に小規模特定自火報についてのお客様説明方法などは初めて聞く方も多いように見受けられました。これは私共のような一棟貸しの戸建て住宅での民泊においては、避難自体は非常に簡単なので、いかに早く逃げてもらうか、類焼しないように119をしてもらうか?という問題にフォーカスしてくれています。私達に「どのようにゲストに対して説明を行うか」ということの大切さを意識づけをしてくれます。
これは受けておいて損はありません!
(受けていてなぜかふと思ったのですが。今後の防災業界全体のお話しで、自火報自体の言語を日本語の他に英語、中国語を最低限話せるようにならないと緊急の時に、機械の力で人命が救われた!状態にはなっていかないのかなと思いました。)
その他、通称煙ハウスというものが出張の消防訓練では良く見られますが、南区の防災センターでは煙通路というものが用意されていて、誘導灯の光をたよりに脱出するという設備がありました。これはホテルなどの避難時に非常に酷似しています(すごいです。本当に怖いです)。煙の暗闇を誘導灯の光を頼りに探すことがどれほど困難か体験できたのは初めてで、本当に怖さが自覚出来て良かったと思います。一般的にホテルなどの集合型宿泊施設は火災が発生した際に非常に重症化しやすいので、ホステルなどを経営されている方や、旧条例下において集合型の簡易宿泊所を経営されている方は特に行かれた方が良いかと思う内容です。しかし、いつでも鉄板で聞くのは「ホテルニュージャパン」と「歌舞伎町のファッションホテル」ですね。京都の簡易宿泊所で話題になった、裸の白熱電球へのタオルを被せた件も取り上げられています。他には、コンセントのホコリからの出火(掃除きっちりしないといけないですね・・・)等々、民泊の取り巻く環境で身近なことにフォーカスしている内容ばかりで、良く出来た、私達の経営する民泊がいかに消防の観点から見て「危ないか」自覚できる研修かと思いました。
月並みで恐縮ですが、消火器をJimpei君が「ヒャッハー」しています。
修了証 頂きました! Jimpei君には自分の物として持ってもらいました。将来宿泊関係には行かないと思いますが、どこかで思い出になってくれたらうれしいな~。
私の食事情について、当社の皆が心配して、それを聞きつけた近隣のお母さまたちががかなり心配している様子で、おかずを一品頻繁に差し入れ頂いています。
今日のお昼はぶり大根、ミニトマトでした。いつもありがとうございます<m(__)m>
それではまた。
カテゴリ:ブログ