世界一訪れたい京都を作るには? Vol.1

みなさんこんにちは。

JPRESERVEのJimpeiです。

GWも終わり少し業務に余裕ができたため、久しぶりにブログを更新します~

 

新しい勉強の機会

せっかく、京都という素晴らしい観光地で、民泊のお仕事をさせて頂いているのだから、宿泊業や観光業のことはもっと勉強したいというのは、常々思っていることです。

 

いつも、宮本さんからこのお仕事の表側のことも裏側?のことも興味深く聞かせて頂いておりますが、今回、新たな勉強の機会を与えて頂きました。

 

 

これです!

 

デービッド・アトキンソンという方が書いた本「世界一訪れたい日本のつくりかた」という本を読ませて頂けることになりました。

 

うん、これはおもしろい。。

 

と思ったので、何回かに分けてこのブログで紹介したいと思います!

 

今回は序文と第1章を簡単に見ていきます~

(本当に簡単に書くので、気になった方は本書を読んでみてくださいね~)

 

日本の観光業が持つとてつもないポテンシャル

観光大国になる4つの条件は「自然・気候・文化・食」と言われているそうです。(p.3)

 

そして、日本はこの4つを満たしている稀な国だと分析しています。

 

確かに、これは納得ですよね~

 

特に京都なんて圧倒的です、、!!

(夏は暑く、冬は寒いですが。。乾ききった砂漠地帯や、鼻水が凍る国があることを思えば、こんな気候なんてことありません)

 

日本「実力」はこんなもんじゃない

そういったポテンシャルを評価している一方、日本の観光はまだまだ発展途上ということを述べています。

 

デービッドさんは京都を例に挙げています。

 

京都はアメリカの有名な旅行雑誌の世界都市ランキングで、2014、2015年と2年連続1位に輝きました。(p.27)

(2017年、イギリスでも1位になったそうです。純粋にすごい!)

 

これは読者投票によるもので、世界の観光客から京都が高い「評価」を受けていることがわかります。

 

しかし、その一方で、現実的な話、つまり「実績」の話になると京都は急に見る影を失います。

 

2015年の外国人宿泊者数(観光客が使うお金の半分が宿泊費と食費ということを考えると、このランキングには大きな意味があるとしています。)トップ100において、京都は89位というランク付けになっています。(p.29)

 

これを見ると、「評価」と「実績」に大きなギャップがあることは否めません。

 

「実績」があるということ

「実績」があるということは、そのまま、観光客がより多くのお金を落としていってくれたことを意味します。

 

そして、この観光収入をしっかりとれるというのは、思ったより大事なようです。

 

つまり、観光収入は観光資源整備に使えるということです。京都で言えば、文化財の保護につながり(p.36)、この重要性は多くの方が納得するところではないかと思います。

 

日本がまだまだなところ

データを見ると、日本の弱いところが見えてくるようです。

 

つまり、「航空交通インフラ(第18位)」「観光インフラ(第29位)」「自然資源(第26位)」が改善ポイントだそうです。(p.51)

 

一見、行政がどんどんやっていくべきポイントに見えますが、デービッドさんは「京都の街並みは毎日のように京都人によって破壊されており…」と何度も指摘しているようで、これは聞き捨てならないところなのではないでしょうか。。

 

宮本さんのやられていることは、インフラというと少し違うかもしれませんが、民泊と地域との調和を保って、持続可能的にやっていくというのは、デービッドさんの指摘には当てはまらない、とても画期的なことだといつも思っています。

 

まとめ

というわけで、ここまで、「世界一訪れたい日本の作り方」の序文と第1章についてみていきました。

 

京都のことが書いてある部分も多いので、そこを重点的に取り上げていきたいですね!

 

これからも、時間があったら読み進めていきたいと思いますので、温かく見守って頂けると嬉しいです(^^

 

ここまで読んで頂きありがとうございました!

 

(Jimpei)