反響はあんまりなかったですね。

皆様お元気でいらっしゃいますでしょうか。
力をこめてこちらを作成しましたが、あんまり反響は無かったですね。(笑)しかし、もったいないので移動させておきました。スパイシーな日記をお待ちかねの皆様には申し訳ございません。

 

宿泊施設を経営されている皆様へ

ともにコロナから立ち上がりましょう。

事業再構築補助金を軸に、宿泊事業者または、異業種よりの宿泊事業への

挑戦される方へ、
宿泊施設専門の経営管理をして来た当社のノウハウと事業再構築補助金を活用し、新たな事業創造を力強くサポート致します。御社の業態をお伺いし、御社の実態に合った内容をご提案し、ともに成功まで一緒に走り続けます。


採択事例

 

【当社管理物件への事業再構築補助金、採択事例(コンサルティング)】

 

総事業費 5,800万円 (補助3,500万円)

現状の事業内容:宿泊業、投資業

事業名称:宿泊用客室とフレキシブルオフィスのハイブリット賃貸業

 

概要:現状20室の小規模ホテルを、壁面収容ベッドや自活性(自炊、洗濯・乾燥までのあらゆることが一室で完結できる)の高いテレワークスペースへと改修し、宿泊施設でありながら時間貸し、テレワークオフィスとして活用の幅を広げるプロジェクトです。インバウンド復活時において、テレワークユーザーに向けた自活性の高さは、現状の簡易な「寝るためだけの施設」から「レジテンスホテル」へと生まれ変わる画期的な設備投資となるプランです。

 

(事業再構築補助金提出資料の抜粋写真)

 

【自社事業への事業再構築補助金、採択事例 (自社の新業態創造)】

 

総事業費 2,550万円 (補助1,600万円)

現状の事業内容:宿泊業

事業名称:同業者向け、及び一般家庭向けリネンサプライサービス事業

 

概要:当社JPRESERVEが採択を受けた新たな事業領域となり、宿泊施設経営管理専門の当社が新たにリネンサプライ業へ取り組む事業となります。インバウンド最盛期において当社のような小規模な事業者へはリネンサプライを殆ど断られてしまうという実体験から着想しました。また、清掃部門の雇用の安定を図る一助としても推進できる親和性の高い事業です。新たに生活衛生業のクリーニング業に係る分野となり、当社においてもクリーニング師等の資格取得などを行います。

 

(事業再構築補助金提出資料の抜粋写真)

その他、京都府補助金、商工会議所補助金など多数採択を受け総額5,000万円規模の設備投資を実現しています。(弊社ちっとも儲かっていませんが・・・・)

 

設備投資を行うのは今が絶好の機会

コロナ渦において、我々宿泊事業者(特に中小規模)は多大なダメージを受けましたが、旅行業や宿泊業とは、人の持つ果てない夢や興味とともにある業態で、実は未来は非常に明るい業界です。さらに国が進める観光立国施策も継続したまま、まだまだ伸びしろの有る業界です。

長い低迷が予想されておりますが、空けない夜はありません。事業再構築補助金を活用した、絶好の設備投資の機会を活かし、他社に先駆けてのスタートダッシュ、さらなる業容の拡大の機会をつかみましょう!

事業再構築補助金をつかみ取るため、当社が信頼する設計士、工事会社、中小企業診断士、行政書士等とあらゆる手を尽くして参ります。インバウンドブームでオーナーからぼろ儲けし(オーナーへ辛酸をなめさせ)とっとと逃げ去った投資話を持ち掛けてきたうさんくさい会社、コロナになったとたんに投げ出すような安物の会社や士業の皆さんではありません。当ホームページをご覧頂ければ皆様はご理解を頂けることと存じますが、私のような変わった方針を貫く事業者と共に歩む皆さんです。どうかご安心してご相談下さい。

 


 

現在、当社においても営業を縮小しており私(宮本)がホテルのカウンタ―に立ちながら従業員を休ませつつギリギリの状態で経営を進めております。お問合せにつきましては、まずは下記のフォームに記載の上、私(宮本)からのお返事をさせて頂く形にてご協力下さい電話でのご連絡においても大変申し訳ございませんが、まずは、下記のフォームより記載下さいとお断り差し上げます。PCが不慣れな方もご協力ください。

 

必ずご記載頂きたい事項

★住所 宿泊施設を対象にお考えの場合は、必ず宿泊施設の住所を明記下さい。

★お問合せ内容 現在事業展開されている業態(必ず記載下さい)

 今後展開されたい業態や、挑戦したい事業分野、具体的なビジネスのイメージがあれば記載下さい。

新しい船出が近づいて来たかもしれません

皆様

お久しぶりでございます。JPRESERVEの宮本でございます。

早いもので前回のブログ更新から早くも1年経過致しました。こちらのブログをお楽しみにされているかたも「わずかながら」いらっしゃるようで・・・大丈夫でございます!私もJPRESERVEも生きております。

昨年4月頃は当社での新しいホテルマネジメントの形態としてJPINNシリーズをOPEN致しまして、苦しい状況の中、新しい仲間(新入社員も入りました!)にも恵まれ、なんとかやって参りました。

個人的には経営難、離婚、高齢になった親との同居(大阪から来てくれます)、新たな借金(正常なお話ですよ)ももうすぐ一億円に達するという快挙。。。常に乾杯や自己紹介の時にこれで1ネタやるのがおなじみになりつつあります(笑)

しかし、打ちのめされた一年でした。しかし、これほど自分が尽くせることが残されていることに、「こんなに幸せなことは無いない」と思いました。この仕事で人生が多分無茶苦茶になってしまいましたが、反面、前に進む喜びも与えてくれる。生涯仕事一本、現在8年間休みなし2500連勤爆連中でございます。

タイトルにもございましたが、当社でも新たな船出を祈念する事業を新たに開始することとなりました。当社本社をリネン工場(タオルのみ)へと進化させ、業容を拡大させていくこととなりました。民泊黎明期からインバウンドブームを経験された経営者諸氏は御存知の通り、我々のような弱小企業はリネン会社にも相手にされず、大手ホテルの倉庫に入り、分けてもらうなどの辛酸をなめた経験もお有りでしょう。自分で引き取りして頂けるなら1枚からでもお気軽にどうぞ!とうスタイルで始めていきたいと思います。少しでも未来の芽吹く事業に挑戦し、仲間たちと今後も頑張って参る所存です。
それから最近は、運営代行の相談も飛躍的に増えています。明るい方向に向いていくことを祈念したいですね。

スーパーオンボロ本社を全改装中です!

 

その他、色々と他と違う持ち味を出そうとインスタグラムの宣伝灯になったり・・色々やりました(笑)

コロナ対応において行政がパンク状態の際、私が陽性者が宿泊した後の家や部屋、従業員陽性者の隔離後に消毒を行うことも必要に応じてどうしても出て参りました。そんなときに少しでもと従業員が盛り上げてくれた写真です。

どこかで聞いたフレーズですね。お父さん世代ストレートでは無いでしょうか。

 

他には、県民割でなんとか若者を取り込もうと・・・集まれビンボー若者よ!と記載していますが、これはこれでいいのだとか・・・若者たちに押されっぱなしです。

もう年だよ。。。勘弁して娘たち(社員が二人いまして娘2人と思っています(笑))

それではまた!御送りします。

1年ぶりのお知らせ

皆様

お元気でいらっしゃいますでしょうか。
JPRESERVEの宮本でございます。

周囲よりご心配のお声も頂いておりますが、しっかりと生きております!
時流により、拠点の統廃合、ゲストハウスの廃業など多くの出来事が起こって参った1年でした。

現在は、独立型一軒家の簡易宿泊所運営で培ったノウハウをホテルでも適用することに軸足を移しつつ、守らなければならない当社の一棟貸しゲストハウス運営の神髄を残すため奔走しております。

また落ち着きましたらHPも変更させて頂き、ブログを通じて皆さまにマニアックな情報をお届けさせて頂ければと思っています。

もし最近の動向が気になる方はJPINNという施設でお探し下さい。新たな事業スタイルで頑張っています。

 

ホテル⇒INN 日本語で言うところの民宿です。箱ものが良く、運営をそぎ落とし、従業員目線でオペレーションをしています。制服、ユニフォーム一切なし、接客10大用語なんてもってのほかの従業員の等身大のホテル。

崇高な接客サービスは一切なし。掃除も荷物の預かりも現地予約もお断り。22時が過ぎたら無条件でチェックインできない。そんなホテルってあるんですか?って色んな所で言われます。

いえ、うち、ホテルちゃいますから。ただ、京都市の条例改悪に大きく貢献した、非常駐の集合型の簡易宿泊所のようなやり方はしていません。

仲間に支えられ、助け合い、そんな中でうまれた新しいやり方。このスタイルが合うお客様にとっては好評を頂いております。ホテルでお掃除しなくてい良いと伝えても、料金変わらないっておかしくない??という意識の方にはとてもフィットしているようです。僕もサラリーマンの時、出張で使ったホテルはいっつもそう思っていました。

 

しばらくはつぶれません。この辛い時代を無理せず手を抜きながら休みつつ、でも、ずっと働き続けて(笑)共に乗り越えて参りましょう。

コロナ自粛期間の宿泊者受け入れ

こんにちは。JPRESERVEの宮本です。久しぶりの更新となりますが、各方面の方より「生きてますか?」「倒産していませんか??」など生存確認(笑)を頂いております。

生きております!(笑)

現在は、まさにほとんど開店休業中の状況となり、大半の従業員の皆には休業して頂いており、少ないお客様の滞在に対応している状況です。

休業補償や支援金、緊急融資などのあらゆる方策を用いて延命をしていることについては前回のブログでもお知らせいたしましたが、今回は、「今、このご時世に滞在しているお客様はどんな人なのか、周辺住民の方の心情などはどうなのか?」このへんにスポットを当てて書いてみようと思います。

 

◆現在、当社を始め、京都の民泊を利用するなんて一体どんな人なのか??

政府の自粛要請もあり、メディアの影響もあり、3月頃まで良く来ていた若者たちの来訪も全く無くなっている状況です。自粛要請も出ていましたが、「滞在される方」もいますので営業自体は法的にも続けなければならない。そんな、厳しい社会情勢や風評被害、周囲からの猛烈な白い目で滞在するのは一体どんな神経の持ち主か・・・

適切な言葉が見つかりませんが、このような中でも当社が受け入れしているのは一言で言うと、「帰国・自粛難民」の海外の方が中心となっています。

渡航規制前に入国し、母国でのコロナウィルスの影響が大きく取りざたされ、帰国を待っていた方が、現在も帰国の飛行機が無く母国へ戻れない。そのほか、お子さんの留学の為に家族で渡航され、そのまま帰国が困難になった方なども・・。他には、政府通達により帰国した日本人の方が居を構えるまでの一時的な住まいとして。

コロナ発生由来の原因である海外渡航者であることは間違いありませんが、当人の置かれる状況については私達よりも心情も重く、経済的にも苦しく、何よりも大きなストレスと健康への不安を本人たちが抱えている状況です。

彼らが望むのは、家族だけで安全に過ごせ、外部との接触もほとんどない独立した住まい、そして経済的な事情も自活自炊でカバーできる一戸建てタイプの民泊という選択肢になってくるのだろうと思います。

私がもし、日本がコロナウィルスの発生元であったとして、現在海外にいたらどうするかと想像しましたが、熾烈な白い目とメディアに負けてしまい、自活できるスペースで引きこもると思います。

 

◆知らなければ偏見も育つし、簡単に傷つけあう現状

だいたいこういう心情に周囲の住民の皆様もなってしまっているだろうし、私にもそう思うだろうなという気持ちも少なからず存在しているのもある。

4月以降、滞在をされる方が発生するたびに近隣への挨拶を行い、周囲の理解と、理解頂くためにはじめました。

(まさかこんなことをするとは夢にも思いませんでしたが、滞在開始前の近隣挨拶です)

想像していた・・・周辺の住民の皆様のご意見

・旅行者のせいで日本はこんな現状になっているのに何を考えているのか(最多)

・病院で検査を受けているのか

・若者ではないのか?

・どうして早く帰らないのか?

・経営大丈夫ですか??

などなど

やっぱり周辺の皆さんが不安を抱えていることは予想していた通り。インターホン越しにお話ししたり、距離をかなりとって行いました。メディアで言われていることがそのまま皆さんの心配事として心の中にはありました。皆さんの心配ごとを全部聞いて、こちらの事情を一件一件お伝えしていく。家から離れた所にはポスティング。

恐らくは皆さんへお話をしに行かなければ、この不安は大きくなってきっと大爆発していただろうなと実感しました。最悪のケースですとツイッターなどに書き込まれたりなどさらに一人歩きも進んでしまう可能性もあったと思います。

最も意見の多かった「旅行者のせいで日本はこんな現状になっているのに何を考えているのか」については、こちらの事情を話すことで、相手への思いやりの言葉を共感されていました。

 

◆相互の理解は代えがたいもの。

ということで、ツイッターや書き込みなどで自分が見えない状態で、簡単に相手を傷つけやすくなっている現状は大変悲しいですし、相互に言い分や背景がある。私の事業においても身近にこんな状況になってしまっている。そういうことを分かりあう為に可能な限り話し合うことは暖かな人間だからできること。

「いつも宮本さんの所は周りが心配することを先回りして知らせてくれるから私達は何も心配していません。何かもし有ったとしても、きちんと対処することはわかっているから気にしないでくださいね。」

こんな言葉も頂け、先読みされてるぅ~!!(泣)

 

これを仕事では無く、家庭で・・・世のお父様がた、難しいですよね・・・・

私はいまだ家にも帰れていませんし、事務所を離れて接触の数を増やすことは大きなリスクがあります。全ての宿泊者が無くなる状況まで事務所で寝泊まりするしかない状況です。

落ち着くまで頑張っていきたいと思います・

ところで最近の相談の状況ですが。夜逃げ同然で家財なども置きっぱなしで逃げる民泊運営会社の事後処理の相談が物件所有者などから多いです。もちろん家賃なんかも未払い。お金になる液晶テレビなどの家電はちゃっかり無くなっています。世知辛いな~

他には、以前から良いな~と思っていた賃貸物件が世に出たり、不動産会社が抱えていた良質な町屋物件などが通常の流通ルートに多数流れ始めています。アクション起こしたいですが無い袖はふれない・・・

 

というわけで、まだまだ私は元気です。

また、お楽しみ頂いている皆様へしょうもないブログをお届けします

 

それでは

京都の民泊でのコロナショック

皆様こんにちは

JPRESERVEの宮本です。

京都市内での民泊の状況についてですが、それはそれは甚大な被害が出ています。当社も2月末頃から最近までとても厳しい対応に追われていました。万策尽くすという状況で生き残りをかけて進めていました。別に知って頂きたいわけでも無いのですが、これからV字回復、年単位は考えないといけないでしょう。どこも厳しい現状なので一体、京都のインバウンド向けをターゲットとしている民泊がいかに甚大なダメージを受けているか覗いてみましょう。

 

・被害の全貌(当社の場合)一応フィクションにしておきます。

当社は本当に小さな事業規模です(これでも頑張って3年間やってきましてやっとこ黒字にこぎつけれそうだった)。コロナの影響による試算はオリンピックも無いという形での厳しい予想をしています。8月に前年並みへの回復を見込んで(中国の武漢封鎖から増加のピークまで2.5か月、終息に同じ位必要と仮定して日本では2月から5か月間は事態終息まで必要という条件を仮置き)。年間の売上減少高は対計画比▲4000万円です。確定している4月分までの売上減少額としても▲1800万円。

当社の事業規模は売上6000万円~7000万円の間なので、およそ3分の1近くの売り上げがこの1月~4月に消えているということです。

皆様、御想像してください、報道で甚大なダメージということで京都は騒がれていますが、例えば上場しているホテルチェーン(上場していなくても)で売上規模で考えて頂ければわかりやすいですが、これと一桁も二桁も違うわけです。どれほど甚大なダメージかわかるでしょう。気楽に大変ですねと、これに乗じた販路拡大の営業なんかバンバン来ますが歯が立つレベルでは無いのです。

 

・今、どんなお客様が来ているか

①事情あって帰れない、帰らない海外のお客様:特に入国後に隔離される可能性が高い国、他にはオーストラリアの火災で帰国できずに3か月日本にいる人など。。。2月頃は皆、疲れきっていて悲そうな表情でしたが、最近では、2,3週間の定住に慣れ、やっと生活を営めるレベルに日本に慣れてきたかな?という感じです。大阪、京都、など各地を転々とするのですが、基本は家に引きこもって、親はテレワーク、子供はWeb学習や学校から個別に出される宿題なんかをしています。

②大学生の卒業記念:今日本人で動くのは彼らだけと言ってもいいでしょう。感染しても重症化のリスクが低く(と思っているのかどうかはわかりませんが)、仲間たちと激安の市場を骨の髄まで味わって思い出作りをしています。そりゃそうですよね。。高校生まではとても旅行ができる経済力が無い。社会人は子育て(休校措置も出ており子供たちのケアも大変)、会社の指示もあって旅行を自粛(旅行なんかした日には職場で白い目で見られることでしょう)。その、隙間の大学生が、旺盛に動いています。ただ、彼らに合わせて価格を下げて取り合っている状況があり、価格はとんでもないものになっています。政府の「ミングる」呼びかけどこ吹く風です。

あとは、統計的なデータです。稼働率はわかりやすいですね。あとは特筆すべきはどれくらいの人が見ているかですが、今は閑散期以上にほとんどいないという状況です。

 

 

・代行(いわゆる民泊運営代行)はどうか

特に不動産を所有していない賃貸で民泊をしている方は急激な売り上げの減少でも、固定費は一定という状況に即陥ります。また、皆さんもご存じの通り、悪質ともいえる強烈な賃貸価格で借りています。例えばG社、オーナーから借り上げ額が10万。転貸しで35万なんてこともしています。商売と言えばそれまでですが。(本日最後に追加の話題を書きます。)当社では一気に代行で3件の廃業。そしてもちろん弊社の直営施設でも、4月に開業を予定していた施設を断念、更にこれまで営業を細々と続けていた施設も4月一杯で廃業という形になりました。

今年の最初に24件だった総施設数は・・・

▲3件=コロナウィルスや法令面で違法なことを求めてくるのでこちらから3月で解約 これはどうでもいいとして

▲3件=運営代行

▲1件=直営施設

※1件=直営施設 4月の開業を無期限延期

⇒17件へ一気に減少しています。

急遽廃業の挨拶に町内を回りました。皆さん色々と心配頂きましたが、私は元気ですし、続けます!安心してください★

 

・死に物狂いで生き残りをかけて掛けづり回る

 

本当にコロナが始まってから心身ともに疲弊しました。あらゆる制度を活動させて頂き、当社も生き残りをかけて奔走しました。本当につらかった・・・

>不動産の解約

まずは固定費を下げなければいけないので、賃貸している良質な物件を解約、契約延期。これは本当につらく当社のお金のなる木を捨てていく訳です。通常の売上であればなんとかなっていた施設はコロナの影響を受けてしまうと、常に赤字を垂れ流すだけの施設に変わってしまいます。

>従業員の休業と時短営業の開始

当社では9:00から22:00までの営業時間で、その間、早番と遅番に分かれてフルタイム出勤をして頂いています。この問題が起きて14:00からの営業時間に変え、朝番勤務を完全廃止。話し合いを重ね、休業補償をつけて従業員にお休みを取って頂きました。

それでも個人事業主の方や協力会社の方にも協力頂き、大きく発注を減少させざるを得ない状況でした。

これまで、多くのノウハウを蓄積し、ともに歩んできた方へお仕事を出せない。他の仕事や取引先に傾注していかざるを得なくなる。眠りたくても眠れない状態になります。現在、個人事業主の方や雇用保険未加入(主として学生たち)の補助金の拡充がされればすぐに適用申請の方をバックアップしていきたいと思っています。

国の提供する雇用調整助成金の方も活用致しました。取れる方法はすべて活用させて頂く他、存続のさせることが出来ません・・・

>緊急融資制度の活用

担当の方には大変ご尽力も頂きましたし、親身になって私共の状況を聞いてくださいました。相当な量のご相談を受付されているご様子で、先方も大変な状況下で私共の相談に乗って頂いておりました。感謝の言葉もありません。当社の財務担当も他の仕事がかなり押している中、何度も何度も深夜問わず試算を繰り返し・・本当に生き残りをかけた取り組みを行ってくれました。

 

・事業の後退は2年

これまでもこれからも、地域住民の皆さんとの共生に軸足を置いた運営しかしない為、ご理解を頂けるオーナーとともに、そして、少しづつ自社物件を拡大して取り組んできた3年間ですが、こんなに簡単に目に見えない敵に吹き飛ばされてしまった状況です。他の民泊代行会社のようにセルフチェックインなどを行わないため、運営を受託するまでにかなりの体制の整備を必要とすることと住民様との協議の上で代行をスタートさせるという性質の為、他社よりも非常に大きなビハインドを当社は負っていることもあり、成長スピードは非常に遅いのが弊社の大きな特徴です。単純に2年前に施設外帳場予定地を確保し、事業拡大を計画していたタイミングに戻ったという状況になりました。

 

・マスクやアルコール消毒剤の提供や、無い人への提供など

そのような状況でも、みんなの安全(安心)を守る必要はあります。業務で必要なマスクや普段の健康管理の為にマスクを関係者へ無償で提供致しました。その数、計算すると1万枚。。良心的な仕入れ先が納期はかかるがと確保してくれたことや、国が市場にマスクを開放した際にAmazonなどが法人を優先して適正価格で販売してくれたこともあり、3月一杯分の利用数を関係者に充分に行き渡らせることができました。そして念願のアルコールも調達でき、代替品として使っていた利用を誤ると危険のあるハイターを薄めた消毒液を一時取りやめることができそうです。それでも厳しい経営環境ですので、この安全にかかるコストは厳しいものでした・・・ポケットマネーからも相当出ていきました(笑)銭湯を2日に1回に減らしました。※今は毎日行っています。

 

下世話なお話で、どうでもいいですが、もしも転売していたら・・・

●マスク1万枚調達

仕入れ=だいたい10万円程度かかりました。

転売していたら=一枚200円や300白円で取引されていたので。。。間をとって250万円

少しづつ分けてました(笑)自宅待機をしている人には郵送したりなど。。。中国にいるオーナーもマスクの調達が出来ないということで無償で送ったりしました。

 

●アルコール(パストリーゼ)

やっと届きました~( ;∀;)2か月待ち

仕入れ=一斗缶(17L)9000円前後×4。36000円

転売していたら=一斗缶で一個で46800?? だいたい180000円

ナニコレ!?Amazonさんいいの???

良いか悪いかですが、私達の民泊もホテルが無いのにつけこんで、高額な宿泊費を提供していた時代がありました。任意で旅行(ぜいたく品)をするか選べるのと、必須物資を高額な料金で買わなければならないという性質はちょっと違うかなと思います。ただ、良く民泊業界でも法律に則っていたらOKでしょと声を大にして言う人も居ますし、これらの必須物資も規制されるまでやってOKでしょと考えるのは、性質として民泊業界と似てるな~と思ってしまった。

ま、彼らはビジネスでは教科書通り正しいことをしているとは思いますよ。しかし「人をばかにした商売すんな・・・」と言いたいです。

 

でも、車1台買えますやんか~・・・・もったいないことしたなぁ。後悔ないですけどね(笑)

 

・ゲストハウス譲渡や、購入前にはまず相談してください(相談は無償でのっています)

京都で有名なゲストハウスプランニング会社や設計会社などなど、投資目的で収益不動産を販売しているところには十分注意下さい。連日、「いい条件で事業譲渡の話を頂いたので、御社で運営した場合の試算を頂けますか」という相談のお電話を頂きます。かなり収益性が高く販売元から提案を受けているケースや、施設外帳場などの法令面に準拠したコストを隠されているケースが散見されています。とんでも無い物件をつかんでしまう前に当社へお問い合わせください。保守的なコスト試算を電話で簡単にお伝えし、いかに危険かをご説明させて頂けます

!)こんなケースに注意されてください

マンションタイプの一棟物やプチホテル?という物件。これが相談最多です!

25室以下で部屋の構成が居住空間6畳ひと間⇒絶対にダメです。

京都駅周辺で一部屋当たりの売上はアパホテルなどの大幅な値下げ(一泊5000円です)により、月間平均15万円くらいの売上しかどう頑張っても、なりません。そして、考慮しないといけないのは一棟に複数の居室を設けている物件の場合は常駐スタッフが必要です。朝晩の24時間体制にしたら月間90万円。一部屋つぶして住み込みなどを活用しても、チェックイン可能時間帯には人をカウンターに配置しないといけませんので40万。そこから、清掃代や運営コストなどを諸々引いたら、一部屋当たりの利益は、7万円や8万円など賃貸と同じレベル。事業用なので固定資産税分で大きな損になります。この人員を配置していない試算で提案を受けるケースが殆ど100%に近いと言っても良いぐらいです。

他には主要駅から遠いのに、盛況中などの文言が書かれた物件には要注意です。すぐに事業性が低く手放すことになるでしょう。内装がラグジュアリーであっても、この手の広さの部屋は結果的にビジネスホテルや安いホテルと同じ競争に巻き込まれていきますので、本当にやめておかれた方が良いです。

 

戸建(富裕層目線でパリッと改装したら入りますよ!露天風呂付けましょう!などと営業を受けるケース)

京都駅から10分の徒歩圏内で延床が80㎡くらいの戸建ての場合。不動産取得費用と改装費を4000万円以内に抑えなければ未来は無いとお考え下さい。これで利回りが年8%か9%位にやっとなります(10年で回収しようとする場合の目安)。今ではそれこそパリッと新築で建てられた京町屋で月間売上平均は60万円くらいです。もちろん保有ベースで考えられているのであれば別ですが、ゲストハウスの運用で長期的に収益を上げる目線で考えると、このコスト感が大切です。

ちょうど1年半前ではこのバーは京都駅周辺で5000万円(上の同条件、京都駅から歩いて10分、延床80㎡。5名収容)でした。いかに市場が厳しくなってきていることがおわかりいただけるでしょう。

京都駅から1駅、2駅離れてしまうようなエリアはなおのこと。そして、「パリッと」と、ホントどこの業界でも営業マンは良く言います。何がパリッとやねんと突っ込んでみて下さい(笑)

うまい営業トークにお気をつけください。私は気にしませんので、皆さま、どうぞ相談してください。いかに危ない提案を受けているかわかっておいた方が良いでしょう。

 

というか、嘘ついて収益を水増しするな。そして、祇園で遊ぶな。従業員大事にして。ホンマ。
コロナの影響が出て手放す際に収益について水増しして営業し、買わせることは、以前、銀行に顧客の預金残高をごまかすような社会問題ありましたが、それと一緒なんじゃないですか?

 

 

コロナ騒動で京都市内では当社だけでなく、京都市内の民泊業界自体が大きく揺れています。加えて4月より始まる常駐規制(施設外帳場の適用や駆け付け規制)も加わり、我先にもうかる内に手放してしまおうと、人間性に欠いた話も多く聞こえます。

当社は今後1年間はモグラのようにじっと地中に潜み、なんとかこれまでの事業方針と変えずに地域の皆さんと従業員や協力スタッフ、協力会社さんと生き延びていくことを念頭に頑張っていきたいと思います。

 

他には、このような状況下において、宿泊税の納付です。今、京都で一番しないといけない経済政策、パリッと遅れてませんかね?。結構、すぐにパっとできることな「はず」だとは個人的に思うんですが。いかがなもんなんでしょうかね。

 

それではまた。

民泊での新型肺炎(コロナウィルス)対策、施設外帳場ラッシュ、そして廃業・・・等々

皆さんこんばんは。
JPRESERVEの宮本でございます。

潰れたのか?元気?など、多方面よりお問合せ頂きました。「しぶとく生きてます」。そして今日は無理やりにでも書くと決めていたこちらのブログを更新させて頂きます。また、どうしようもないことばかりですが。まずは時事的なコロナウィルスと民泊の対処、たぶん当社の対応がどのような物だったか気になる方も多いはず?対面という法令を守ることを徹底的にやっている当社では強烈なリスクが有る(有った)。ということをこんな所で感じるとはまさに思いませんでした。

それでは、今日は長文ですがお付き合いください。

■コロナウィルス(新型肺炎)への対処や現状など。
当社では1月15日頃より中国人の従業員が今大変なことになっているということから問題を認識。まさかこんなことになるとは到底想像もつきませんでした。武漢、湖北省などなど、皆さんを直接対面で、送迎なども含めてお出迎えします。そうです、法令を遵守するための対面チェックインです。この時ばかりは完全セルフチェックインにいつでも切り替えれるよう本気で考えましたが、幸いにも従業員の皆が本当に危険な状態でしたが、徹底した対策に協力して対応してくれました。本当に本当に感謝しかありません・・・

即マスクを2000枚注文(全員分で1か月程度)。まだ、通常の価格で買えました。また、もともと清掃時に消毒用で利用している人体無害のドーバー・パストリーゼ(これは本当に最強!)の一斗缶を2本(約35L。半年分)、ゴム手袋1,500枚を購入、すぐに全配備の準備とオペレーションの変更に入りました。

(カスタマーアテンダントチーム)

・全てのチェックイン時にマスク着用
・対面チェックイン後には77%アルコール(ドーバー・パストリーゼ)で全身消毒
・送迎車両のシートなど前後での消毒。
・超加湿空間とぽかぽか事務所を常時維持
・滞在前の体温、風邪の症状などヒアリング、対面時におかしな状態があればすぐに臨戦態勢

・する子もいました。。。お客様にも全身消毒(これは理解を頂けるお客様に。でも逆に喜んで頂けることも。)

 

(清掃部門)
この時は、クリーニング業(運搬ですけど)の申請しておいて良かったな~って思いました。指定洗濯物などの厳重な取り扱いと、消毒に取り組みました。
・全て清掃時にマスク、ゴム手袋の着用
・指定洗濯物(タオル、トイレマットなど)やシーツに触れる前にアルコール散布し、その後撤去する。ビニールでふうをする。
・ベッドや、布団、枕、水回りなどへのこれでもかという程アルコールスプレーの散布を行う。怪しいところはアルコールしすぎてベタベタになっても良し!
・清掃時の換気
・リネン類の運搬時においてもマスク、ゴム手袋、リネン袋などに移し替える際の再消毒
・清掃終了後にはアルコールによる全身消毒

という体制を取りました。。。
今のところは、体調不良者も無く、なんとかやっていけています・・・

 

かなりメディアが騒ぎ始めるより前に、各オーナーにも対処を打診させて頂きました。何も言わずに協力頂けるのであればまだいいのですが、この消毒やマスクなどの配備はおろか、この危険な状況においても法令を遵守し、働いている人間に対しての感情を理解しているんでしょうか。当社が管理をし、清掃が別で行われる物件があるのですが、清掃担当者へのアルコール配備や、特別な配慮をすべきと打診をしても、我関せずの態度をとるオーナーはやはりいました。コロナウィルスで皆が売り上げで苦しいなか、まず、現場でリスクを抱えて事業を運営している人やその家族や子供の心情を考えられない。依頼を受けている清掃会社もさすがに怒ったようで、3月で私共の施設外帳場から他の安い施設外帳場様へ、そして清掃会社も変わられるとのこと喜んでお受けさせて頂きました。

それと、京都では名の知れた清掃会社、往年の格闘家の名前が一部ついている会社さんは、ファブリーズでシーツを使いまわすことが有名です。きっとこれらの感染症の蔓延や、従業員へのリスクは非常に高い状態・・・。コストをかけて安全対策を行っても、行政も見ないし、市場価格にも反映しない。。。本当に残念な業界です。

最近ではアルコールの調達も難しくなり、人にはアルコール、物にはハイター消毒液を導入することにしています。ゴーグルも新たに配備。しかし、アルコールが調達出来なくなった時には皆の安全を守って営業出来ないと思っていますので営業停止するほか無い予定です。通常であれば半年くらい持つアルコールの量ですが、減り方が早い・・・もってあと一か月半かなと思います。そのため、貴重なアルコール消毒液を人体のみにするためにこんな施策もしています。

全スタッフに配布したハイター消毒液の作り方と、全身消毒はアルコールの周知文書。本当にここまでになるとは思いませんでした・・・

本当に綱渡りです。。。良くここまで営業続けられるな!と言われることもありますし、心配になられた近隣住民様が飛び込んでくることもしょっちゅうです。施設前にWelcomeボードで国籍を書いていますので。そんなときには丁寧に丁寧に当社が取っている対策をご説明させて頂いています。また、今、日本に滞在する中国人のお客様は帰りたくても帰れないのです。。すでにクレジットカードの限度額も上限に達し、親せきにお金を送金してもらってほそぼそと時が経つのを待っています。子供たちの顔は暗く、お父さんお母さんも本当に疲れ切った表情です。その気持ちも汲んであげたい。周辺の住民様にも支えられています。

弊社での一番の危ない時期は1月15日~25日の春節観光客にありました。15日~対策を開始した20日頃までの対策が行き届いた(と言ってもノロウィルス対策レベルですが)5日間が最も危険だったタイミングでした。ですので、2月の上旬に当社内で感染者が出る可能性が非常に高かった・・・・今は感染源に多くの接点を持つ機会も95%程度減少(すなわち中国のお客様と他の国のお客様の比率がこの比率位に入れ替わっているわけですが)しているので、今の徹底した対応を続けるだけ。。。。

実感してわかりますが、封鎖の対処で私共のリスクが大きく減ったのは強烈に実感できるレべル。今、政府が水際対策が甘かったと批判されていますが、20日以前の水際対策をどの国が取れていたでしょうか。私からすると、1月20日の時点で、現在の対応レベルまで持っていければ違っただろうなと思いますが、そんなことを出来た国は絶対に無いでしょう。中国の方をこれだけ受け入れて潤っている国は無かったはずですから。当然の結果に繋がったと思えます。
外国人向け医療機関の受診案内や、リーフレットなど、2月上旬に配られましたが、この時には対象者は来れない状況になっていたので、致し方ないですが今更しても意味があんまりなかったなというのが現場で湖北省や武漢の方たちを細心の注意を払って対応していた僕たちの感想です。

それでも頑張っていると思います。他の国と違って量が違いますから。

 

でも、このまま続くと、本当にお店を閉めなければならない状況になってくるというのは間違いありません。

マスクも、アルコールも届かない・・・・

マスクは毎日9時にイオンモールに行って少しづつ買って、皆に配布しています。見るからに転売ヤーがうようよいて・・・本当にさみしい気持ちになります。

 

 

さてここからはこんな状況になる前の話題をアーカイブしていきます。今の状況下では半ばどうでもいいことが大半ですね。だからこそ、物議を醸しだしそうな話題もちらほら。本当は春節明けに書こうと思っていた内容です。

 

■施設外帳場ラッシュ 基本無人の施設外帳場ってなんなの?1類とかって?
私も11月、12月、1月は4月からの法令の厳格化に合わせてそりゃもう頑張りました。(なんとか4月以降、施設外帳場を運営しながら、現在の体制で運営できると思っていた矢先にコロナ・・・でしたが)許可申請、構造変更、消防法令適合通知書の取りなおしなどなど、本当に信じられない数を普段の業務をしながらよくやっていたと思います。

 

(施設外帳場付きの簡易宿所で必要不可欠なカメラの取付とチェック模様)僕もたくさん管理物件増やすために頑張っていたのです!

まあ、色々と私も周囲の動きは見させていただきました。本当にこのままでいいのか京都の民泊はと思うことばかりです。端的に色々と問題点を書こうと思います。

 

▶施設外帳場対策は旧来条例と一緒、構造だけ満たせばOKって考える事業者ばっかりになってますよ!

施設外帳場に常時いない。簡易宿泊所の帳場の構造と全く一緒です。この体制をとっている会社のいかに多いことか。そりゃわかります。この帳場をやろうと思いますといきなり90万をドブに捨てないといけません。民泊の性質からは大きく離れているのは致し方ないことではありますが。。。結局、良くなっていない。一部の頑張っている事業者がきちんと人を置いて、体制を整えて。。結果、市場の競争は脱法によって平等になっていない。

 

▶いつのまにか、常駐の体でOKですか?

施設内に帳場を設ける施設は、そこに、管理者が滞在、宿直できる機能としてトイレが設けられることや、寝るスペースが必要であることが当初指導されていました。今では、類型照会制度も始まり、1類(常駐をする施設)の構造を持っている施設(実際に運営面で人がいるかどうかではない、許可上では問題無し)であることが政府が証明しはじめました。この1類の証明書さえあればAirbnbの非掲載措置を免れるので、非常に多くの脱法施設がAirbnb掲載の免罪符を手に入れて、もう、施設外帳場を割り当てようとする気が無い人、ものすごく増えています。条例改正で真面目にしようとする人や事業者は撤退や施設外帳場の適用をどんどん進めていますが、厚かましい人は、「1類だけとりあえずもらっといて指導されるまで今のままで行こう。」って考えています。つい昨年末には「15件まとめて受けてください!助けて下さい・・・お願いです」と言ってきた事業者が、「今は何も対処せずにうやむやに続けていっても大丈夫みたいだからそれで進める。」みたいです・・・・。

旧来の帳場条例と一緒の方向性で、また政府と事業者のばかしあいが続く。事業者の間ではどんなことが指導をうまくすり抜けるポイントかの話題で持ち切りになって、つまんない業界にまたなるんだな~ってつくづく感じてしまいました。

京都市の民泊はもう自浄作用を持つのは無理なんでしょう。以前より迷惑行為や、住民さんとの軋轢は減っているので一応の条例改正や指導体制の構築で行政側の施策効果大きく出ていると思います。しかし、本当に地域とともに歩み独自の良さを誇る京都らしい民泊業界。これを私達で作っていく自浄作用のある業界になることを考えたかったけど、もう、同業者を見ていてどうでもいいかなって思い始めました。自分自身の独自の路線でやっていくしか無いんだろうなとあらためて強く感じています。

また、類型照会制度で一番守ってあげないといけない町屋特例を受ける施設だけは、1類に逃げることもできず、法令に完全適合させるしかないという抜け道も無くなっています。段階的にすこしずづ是正をさせていくべき守る対象と、すぐにでも是正しないといけない対象が逆転しましたよね。。

 

▶それと逃げるな。だますな。
集合型簡易宿泊所、簡易宿泊所で建物立てて、利回り保証のサブリースでっていうかぼちゃの馬車みたいなことしている奴らへ。きちんと最後まで責任取ってくれ。こっちは迷惑してますよ。祇園で遊ぶな。コロナウィルスで逃げ口実に安堵しないで、あなたたちの仕事、1年位前から空洞化してたんだから。

特定行政書士の方へ、1類での抜け道方法を講習会で言うな。関係無い余計な相談ばっかり入ってきたので、ポスティングやめてくれませんか?逆に謝罪ポスティングしてほしい位です。ホンマええかげんにして。

 

■地域に惜しまれつつ廃業した弊社の簡易宿泊所 JPRESERVE Biwa

 

当社の直営施設であるJPRESERVE Biwaが1月30日で廃業しました。最後のゲストが帰る日には、近隣の方が見送ってくれるという・・・

最後のお客様も満面の笑みで帰って行かれました。チェックアウト後の楽しそうな風景も送ってくれました。本当にいい経験をさせてくれた施設でした。

   

近隣の方が2年間かけて育ててくれた看板の周りの「つた」。最終的に捨てれなくて、今の当社の事務所の前にも飾っています。皆さんから、会社を大きくしてまた、ここで施設をして!私達も良い経験で、ちょっとした楽しみがある毎日だった。と言われたときはうれしかったです。そして多くのゲストも口をそろえて言いますが、この家はなんの変哲もない家だったけど、本当の京都や日本のローカルな人たちの中でゆっくりと安心して過ごすことができる体験だった。本当の日本の普通の家を体験できた。と多くの方が口をそろえて口コミをしてくれました。忘れられない思い出深い施設でした。毎回、チェックインとチェックアウトの再には私が必ず送迎したこともあり、毎回、帰る時には温泉宿でゆっくりダラダラ過ごした元気いっぱいの状態?でチェックアウトしていってくれました。ゆっくりできたんだろうな~と毎回後ろ姿を見送っていました。

 

昨年の2月13日に保健福祉局 医務衛生課に記録として残る形で(メールや他の方法でも)。出来る出来ないにかかわらず回答をください。本当は当月中に返信が無ければマスコミにこの内容を送信します。と言って1年経過しました。僕も本当に行動をとらなかったことが悪いし、行政の皆さんを思いやったつもりでした。できればやめてほしいと言われたのもありました。

ですが、ホテル建設ラッシュの流れと供給過多の流れは変わりませんし。。。廃業する必要も近い将来的にあったので、苦渋の決断ですが廃業し、廃業申請をした後でこれは書こうと決めていました。

地域に愛され、大切にされた施設を当社は失いました。地域の方が皆で見守ってくれ、旅行者との会話をしたいので語学も少しですが勉強したり・・・ちょっとおかしいことがあればお互いに連絡をすぐに取り合い、不安を解消してきました。地域にだって少なからず自治会の維持、区民運動会などわずかですけど経済的な効果だってありました。本当に京都市が描く、安心安全で地域と調和していた素朴な民泊そのものでした。本当にこの施設を無くして良かったんですか??
もう施設の中身はありませんが、僕の書いた要望書は引き出しの中にありますかね?

特認要件について(昨年の改正条例関係)

 

 

■年末年始のトラブル

割れる!詰まる! ホントこればっかり!   ・・へとへとでしたよ。

こちらは、被害総額60万円弱になりました。年末前のお客様が、ガラスの床をどうやって割ったのか・・・割りまして。年末年始を挟んだお客様をリロケーション約30万ほどの宿泊費!修理代、正月から10万位!そして宿泊で得られるはずの25万円損失。

至上最高額の損害でした!

 

 

引き戸ガラスなんか、1週間に1回はどこかの施設で割れてましたね(笑)
これまでできませんでしたが、アクリルパネルでの応急処置とか全然できるようになりました。ガラスさえ切ってもらえたら、ガラス交換だってできます。

 

 

もう私は多少の配管のつまりや、便器の取り外し交換だって出来るようになりました!そんな時に現れるのが、町屋の陶管が地盤沈下で汚水が建物の下に滞留するという事案。これは直せませんでした。ポンプ車がジェット洗浄機で配管をかきだし、中の配管の中にもカメラを入れるほど!

  

・・・洒落にならない大ごとばっかりつづきましたが、極めつけにコロナでした・・・・

 

■最後に・・・

 

当時はものすごくうれしかったですが、スーパーホストを継続、当社の場合はAirbnbで20件程度を1アカウントで管理しているので、スーパーホストの維持は容易ではありません。

 

Bookingも基幹店の何変哲もない家は3年連続この水準をキープできました。信じれませんが

これ

https://www.booking.com/hotel/jp/jpreserve-kyotobase.ja.html

 

9.7

 

なんです。信じれませんね・・・

 

まあ、この話題は今書いてもしかたないので、市場が元気になったときに改めて今後の戦略を書きます!

 

 

それではまた!

PS.コロナウィルスや新型肺炎での民泊が取る対策として、Twitterなどで紹介してくださっている方がいると知り合いから聞きました。

そうしようもないブログですが、理解を得られる方もいて、本当にうれしかったです。

ゴミの問題・・・災い転じて吉としたいという思いから

こんばんは。

JPRESERVEの宮本でございます。

先日の台風は関東方面はじめ甚大な被害をもたらしました。弊社からはまだまだ何もできない立場ではありますが、対岸の火事は我が身と思い気を引き締めて運営していきたいと思っています。近隣の町内会の方とも実際に災害が発生した時に私達と地域がどういう連携をしておくか・・・本当に日々のコミュニケーションに付きる。咄嗟の時にはどういう風なことをすればいいかお互いがある程度わかっておくことがいかに大事か、特に災害に脇の下が甘い民泊は地域の助け無くして乗り越えられない問題であることを認識することだとても大事です。最近は、この話題でもちきりな状況です。日本の美しい自然は、自然災害がもたらす破壊と再生ですが、それにしても年々酷くなっていっています。これらは本当に経営の大きな課題として捉え、オペレーションを作っておく必要を強く感じます。

ところで、台風の日の弊社はというと・・

京都には大きな被害が無く、本当に良かったのが第一声です。先日も、台風の日に何もなかったらブログを書くと公言しておりましたが、京都に大きな被害はありませんでしたが、当社では被害とはいかないまでも、本当に大変でほとほと疲れ切った・・・という感じです。

というのも、このような災害時においては、交通機関が動いている間に何しろ移動を終えさせ、安全に次の目的地に向かって頂くこととと、迎え入れることを並行します。ですので、台風到着当日の朝にすべてのチェックアウトとチェックインを固め、それこそ安全に徹底して送迎、清掃中でも滞在をできるように調整。気候変動による体調不良を起こしたゲストへの対処等々・・・

公共交通機関もかなりデリケートな運休をするようになっているので、それはそれは朝から生きた心地がしませんでした。当日頑張ってくれたカスタマースタッフ、清掃スタッフ、協力会社の方、皆様本当にありがとうございました。

結果的には、災害は京都に来ませんでしたが、災害を前提として、災害が起きた時と同じようにオペレーションしたので、、、一緒でした(笑)。しかし、被害として昨年のように屋根が飛んだ、停電で体調不良の赤ちゃんが出て、病院や他の部屋へ緊急で搬送するなど、本当の被害が出なくて良かったです。

 

さて、ところで本題の話題なのですが、先日の①ゴミについての話題から書いていこうと思います。

弊社ではあるきっかけでゴミの完全分別に昨年より取組みました。当時は、他府県の環境政策局に在籍されていた方が弊社がお付き合いしている収集運搬会社に就職され、それはそれは最先端の分別ルールについて指導を徹底されてくれるんですよ。私も親方日の丸に勤めていましたので、同じゾーンに所属する匂いがわかるんです。そう、官僚的(笑)。当時はまだ、ごちゃ混ぜでも持っていく収集運搬会社さんはまだまだ沢山いらっしゃっいましたので、そちらに切り替えるかどうかを本気で悩みました(このおやじを打ち負かしてやろうという思いもありましたが、今では本当にこんなに成長させてくれて感謝しかありません。収集の代金もめっちゃ安いし。実際にこのおやじはゴミにも手を入れて見せれる位、現場のことを良くわかっていました。)
なぜその時に簡単な方に流れなかったか未だに後悔することもあります(退職者も出ましたので)。しかし、ようやく行政の方も民泊運営者へゴミの分別啓発のリーフレットを監査の時などに配布し、啓発に努め始めました!(萌え系アニメのリーフレット)そして、何よりも収集運搬業者さんとの新規のお付き合いが民泊事業者ではかなり!難しくなってきています。弊社はその点、割引きなども頂き、ゴミの状況も良いので大変喜ばれ、どんどん収集場所増やしてね!と言われている状況です。

それでは、実際に当社の分別がどんな形でお客様に「強要」しているかの一例「施設そびえ立つ7種分別ゴミボックス」です!

神々しいです。

 

これが当社の苦労の結晶とも言え、ゴミ分別のオペレーションの根幹を成す設備です。総額は1万円位になります!ゴミ箱にですよ。屋外のゴミ保管所を入れると1万5千円!なぜ、缶・ペット、紙、一般廃棄物の4種では無く7種なのかは後程・・・

前置きはいつも長く、申し訳ございません。

 

テーマである「災い転じて吉としたいという思いから」のお話しについてです。

弊社の従業員には基本的にお客様が非分別で収集不可能な状態のゴミを再仕分け洗浄する仕事は存在しません。そして、この前提を持って全従業員がお客様対応に当たります。お客様が出したゴミで再処理が必要な時に誰かがそれをやるということを「一切定めていない」ということです。私は特にお客様対応部門のスタッフより、代金を出してでも、これを仕事にするべきだという意見がありましたが、全て頑なに断りました。

これは、専門的な分別知識もそうですし、何よりも、人のゴミに手を入れて分別仕分けと洗浄をするという、大切な弊社従業員の尊厳を大きく奪う仕事と考えています。ですので、分別エラーについては起こさせない。しかし、それでも発生してしまうので、この対処を行うのはもっぱら私が行います。もちろん、忙しくて手が回らないこともありますが、何よりも優先して行う仕事だと私は考えています。ゴミの分別も4種では無く、7種にしているのは、ゴミの中間処分所で仕分けが必要になります。その光景が目に焼き付いていて、私達が出した状態でトラックに仕分けできるようにしたいという思いからです。

お客様対応スタッフは私が事務所の目の前でためらい無くお客様のゴミを分解して、仕分け、洗浄する様子を目の当たりにしているので(本当に吐きそうになる人もいました)、それはそれは血走った眼光と毅然とした態度でお客様に分別の説明を行います。もちろん、罰金を行いますとも伝えています。おかげもあって、月間で大きな分別エラーが発生するのは200組の滞在で1件か2件程度まで減少してきています。もちろん私達が頑張る他に中国上海の分別開始の政策が最も大きな効用を見せているのは言うまでもありませんが。(最近では欧米、欧州の方が分別に理解を示してもらうのが大変)

残りの1件2件のお客様についてはどうかというと、それこそ「まったく分別する気すら無い」という本当に手が付けられないような状態。このお客様の対処にかなりあたまを痛めておりました。上記の通り、分別が出来ていないお客様について、私達は「戦争を始める」と言っていますが、追加料金を請求します。

(開封確認の様子)

  

上記のように、ゴミ袋の外からもはっきりと、プラスチックゴミと一般廃棄物(通称 ナマ)がごちゃ混ぜになっているのがわかります。グレーゾーンのラーメンの液体スープの袋とか、サンドイッチのフィルムのようなものであればまだ良いのですが、完璧にNGなプラスチックトレイの大きな固形のものが含まれています。こうなると、清掃の責任者より写真とともに状況が全従業員に共有され、私が特別な予定が無ければできるだけ早く駆けつけて対処に当たります。

(再分別、洗浄の様子)

これは実際に私が行った物ですが、かなり量も少なく、比較的分かりやすい状態であったので、掲載しました。左から、一般廃棄物のゴミ、そして右三つはプラスチックの洗浄(アフター)の様子です。これがゴミ袋1つ位の時は15分~30分位で終われますが、40Lのゴミ袋が満タンの状態でごちゃ混ぜになっている時は平気で1時間とかかる状態です。慣れましたが、手についた臭いもなかなか取れませんので大正湯に行くまでは、その匂いとともに過ごすことになります(笑) 我ながらどこに出しても恥ずかしく無い美しいプラスチックゴミです。こんなにしてもリサイクルもされないんで、疑問に思いますが、法令に苦しめられる末端の業者さんを思えば辛くありません。

さて、この一連のフローを終えて、証拠とともにお客様と「戦争」を起こすわけです。お客様対応スタッフも耳も真っ赤になりますし、非常にストレスがかかる対応がはじまります。

そして、お客様はどんな反応を示すかというと、圧倒的な拒否反応と罵倒、結果として・・・

これは本当にダメージが大きく、レビューで★1が平気でつくという現象が起きます。バンバンつきます。もちろん請求への同意も無く、時には、仲介している民泊サイトがこのやり取りを見て「苦労をねぎらうための報酬」を出し、レビュー削除のためにお客様へ取り下げる交渉を徹底的にやってくれます。

しかし、殆どのケースがうまく行くわけでは無く、殆どが★1のレビューとして残りますし、その後の予約や検索順位に甚大な被害を数ヶ月に渡ってもたらしてくれます。

 

苦肉の策は泣き寝入り・・・悪質レビューにやられっぱなし・・・

 

それから弊社が取った策は「泣き寝入りをする」ことに決めました・・・被害が甚大すぎたんです。

このような分別エラーがあっても社内の教育に留め、全従業員に対して気を引き締めて分別対応をせよ!傷つく仲間がいるという注意喚起を即す役割とすることを決めました。それから、半年位たち、時々発生するこのよなマナーの無いお客様にいつも苦しい思いを従業員たちも全員苦しめられていました。

それからこれらのお客様についての滞在後やレビューの付き方についての傾向を分析していくと、面白いことがわかりました。

これらのマナーの悪いお客様については、かなり厳しいレビューをそもそも付ける傾向が非常に強く、出来れば御迎え入れしたくないお客様だったということが従業員のヒアリングからわかってきました。明らかに会った時から態度が悪く、過剰な要求、些細な苦情、旅行における過剰なサポート要求(観光プランを作れ、料亭の予約を取れ)等が寄せられ、結果的には要求を断る(弊社ではそれらの要望については一切こたえない方針を貫きます)と、それを理由にレビューを悪くするなどを酷いときには脅してきます。用意周到で、それらをメッセージなどのやり取りに残さず電話やSNSボイスメールなど、旅行サイト内のメッセージスレッドに残さないように悪質な方法を取って来るプロのようなお客様も存在します。

このやられっぱなしの状況で、ゴミの分別の状態も悪く、滞在中に過剰な対応が必要とされたあげくレビューが★1がつくのはやりきれない。

そこで思いついたのが、お客様と戦うことでは無く、啓発することへ方針を大きく変換し、対処してみることを施策として行いました。

 

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●●さん

本日まで滞在してくれてありがとう。素敵な思い出を京都で作ることができましたか。きっとそうだということを心から私達は願っている。

ところで、私達の仲間があなたのゴミの分別と洗浄に取り組んでいます。私達の他の仲間があなたと会った時に説明が不十分だったかもしれない。本当にごめんなさい。

私達はあなたに代わってゴミの分別と洗浄をおこないました。

  

これがあなたが出した、誰も回収できないゴミです。

あなたが出した生ごみをプラスチックから全て取り除いたものと、洗浄したプラスチックのゴミです。

とても美しく仕分け、リサイクルへ回しました。

私達はこのことについてあなたのレビューにも書かないし、追加請求も行わない、あなたの素敵な人柄についてむしろ良いレビューを書こうと思っています。

京都の美しい環境はあなたや皆さんの協力によって支えられます。次に京都に来るときには是非、このゴミの分別にチャレンジしてみて下さい。

どうか素敵な旅を!また近いうちに来て下さい!

JPRESERVE 一同

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この対処をすると、向こうも感服して感動の御礼が寄せられるか、何も返事も無くレビューにも書かなくなるという状態に今の所落ち着いてきてくれています。

悪意有る★1レビューを減らすためにこの取組みが活かせるような状況になるとは想定外でしたが、私達も請求を行って傷つけ合うよりも、一つ目線を上げて旅行者の今後の啓発として取り組む意義も見いだせてきています。レビューにもかえって、感謝の言葉や称賛の声も寄せられ始めています。

災い転じて吉 になればいいな~。京都市で開封確認が始まりますが、開けて「駄目!返却すから、後はきちんとしろ!」では傷付け合うだけ。(何度私は帰国先にこのままこのゴミを送り返そうと思ったことか・・・)。しかし、このゴミを綺麗にした人の目や労力をゴミを出した人が見て受け取る時、その人はどんな思いをするでしょうかね。その人の人生にお詫びしたいって思うことだってあるかもしれません。開封確認するだけでなく、その後、どう啓発するか。

やってみて分かりますが、指摘や要求、罰金では、お互い傷つけ合って前に進まないとは思うんですよね。その場で一緒にゴミに手突っ込んで一緒に分けてもいいと思いますよ。ずっとその方が人情みがある。

 

久しぶりの長文で読みづらい所も多いと思いますが、最後までお付き合い頂きありがとうございました。

それではまた!

今週末台風来襲です。

こんにちは。

JPRESERVEの宮本です。

最近、色々な所でこちらのブログを見ています!というお声を頂きます。本当にお付き合い頂き感謝です。このようなどうしようもない内容をお楽しみにしている方へ、今後も可能な限り民泊の目線からお話しをしていきたいと思います。

台風と言えば緊急対応のJPRESERVE。

繰り返しになりますが、民泊は災害に本当に弱い・・・・。100室あるホテルと、5件の民泊はほぼ危機管理の難易度は同じではないでしょうか。いや、より難しいと思います。一括で指示コントロールが出来ず、リアルタイムにその場にいることが出来ない。目で見て理解することや、色んなものをその場で見て判断できないのです。私も民泊を運営していてこれほど災害に脆弱性のあるビジネスモデルは無いと思います。基本的に海外旅行者で言語が通じない、緊急時の咄嗟の行動も日本人である慣例(慣れ)もなく、言語の壁も有るので、よほど冷静で論理的な行動ができる宿泊者でなければわが自ら身は守れないでしょう。

我々のすることは、滞在が決まっている方の安全を最優先し、先回りでゲストへの注意喚起と、基本的に動くなの徹底周知、いつでも対応が取れる人員の追加配置。それらを行う従業員の安全な出勤と帰宅。そしてこんな時に一番私共を助けて頂けるのは地域の住民の方の気づきや、予想に基づく連絡です(これは何物にも代えがたい)。

・・・常に発生する可能性の無いものにお金をかけないという姿勢(方針)が、民泊の無人運営たる業界が成り立ってしまう難しい所です。災害が予め予想される時くらいは、いつもと違う体制で挑んだ方がいいと思うんですが、いかがですかね、皆さん?

という訳で、台風の影響が無ければブログを書けます!。

また、こんなどうでも良いトピックを候補として用意したいな~と思います。

 

①京都市がゴミの開封確認開始・・・事業ゴミではとっくに開封確認始まってますよ。お客さんのゴミやマンションに住む学生のゴミ(これらはたいがい事業ゴミ)は平気でOPEN!OPEN!(弊社もガンガンOPEN)で、永く住んでいる人のゴミ非OPENはまさに京都人の感覚ですね。今更始まったの??というのが正直な感覚。。黄色いゴミ袋に入れれば何でも持っていくというのが京都市のゴミ、まあ、宇治はパソコンのディスプレイ入れてても持っていきますけど(最強のゆるさ)。

➁2年間中国の兄弟達と仕事をして分かったこと・・・中国では出生地差別がかなり強烈。。。日本人が対面で接客する時。北京・上海の他の出生地の方が中国のお客様に接客する時に受ける差別的態度。また逆もしかりで、当社でも教育が行き届かず起こしてしまった出生地による接客レベルの差異。中国⇒台湾など。一時的に生じた香港の方への接客レベルの低下。 そしてトラブルが起きたとき、私が英語で対処するとわずかな時間で合意できるが、現地(中国)語ではそうはいかない。私達の両親が海外へ行ったとき、日本人相手だと強気に出ますが、現地の人には大きな尊厳を持って我慢したり協力したりすることは、中国の皆さんにも感覚としてそれは有りそうだ!というレポート。

③施設外帳場(お!これは民泊業者っぽいですね)の問合せに占めるのは・・・看板だけ貸してくれて今まで通りセルフチェックインでやりたい。おたくなんぼ?という問い合わせが大半を占めます(大体蹴散らしていますが)。夜中には無人になっている施設外帳場もあったり、既存の施設内にある帳場(ホントに小さい家の帳場)に人がいる体で進めて募集をかけている企業さんが多いです・・・何故この抜け道ビジネスが旧来より風土としてあるのか? この民泊ビジネスをされている方がどんな方なのか個人的に私見を書いてみようと思います。

④区民体育会のお手伝いや、町内会との取組み。当社と法令使用人として町内会を定める初の試みをスタートします。その他、簡易宿泊所に隣接居住されている住民さんとの使用人化への涙なくしては語れない思い出ばなし。「去年植えたもみじが30センチほどのびて、支えがないと倒れるようになったね~」と玄関先に腰かけてお話しした近所の人との光景。お手伝いした後の伊勢丹のお寿司の差し入れ嬉しかったなど。

 

きっと、④を書きます。

それではまた!

 

おばあちゃんごめんな

今日事務所に帰るとおばあちゃんが泣きそうな顔でうちのカウンターに来ました。

いつもなら寝ている時間なのにどうしたんだろうと思って・・・・

「にくじゃがたいたんやけど、おらへんから起きて待ってってん。じいさんおらんかったから味付けわからへんけど」

おばあちゃんえらいすまなんだ。今日はエライ人と会議しててん。。。

 

「ほうか。今日会えてよかった。おやすみ」

 

 

ところで、近所には野良猫が多く、餌をあげてかわいがっている人も沢山います。観光客の人気者でもある。

糞害、子猫の増加・・・

僕の方でも捕獲や避妊去勢手術に支援をすることにしました。僕の方は重度のネコアレルギーで一緒にいるだけてたちまち気管が収縮していき、ほっておくと呼吸が苦しくなるほど。

見ていてかわいいとか思いますが、餌をあげたり、かわいがったりという行為からは縁遠い。

それが地域に起こしている問題がある。猫にエサあげて、どっかしらない人の家の敷地に糞尿してゴミで迷惑かけている。そして増える。

民泊もおんなじ問題で、新しい概念でビジネスの世界や人との繋がりが云々の派手でカッコイイ側面があります。しかし、どっかで野良猫みたいに関係の無い所でブリっとウンコしてくれている。

お互いさまと言ってくれている近所のかたと、お互い様で町の問題を考える。

 

肉じゃが持って入口にたっているおばあちゃんは夢に出るやろな

切ない

もはや異次元のマナー啓発 これは無理やろ

こんばんは。

台風が良い意味で期待外れだったので、安堵と、去年の大惨事に凍りつくことなく安全に過ごすことができました。本当に良かった・・・去年はというと、台風の中でも海外旅行のゲストは絶対来ますので、もう仕方ない。突風で車がスライドしようが、キャリーバックを運んで目の前に屋根落ちてこようが、「おたくのアンテナ、うちの窓に刺さってきたで」とか、始発の新幹線ひかりに乗ったお客様が朝の4時に京都駅に到着したり・・・ほんとに悪夢のような一日を乗り越えなければならなかった・・・・だったことを覚えています(笑)。今回のように対策しすぎでいいんだと思います。

台風どこいった?ってスタッフからクレームが出るくらいでちょうど良いと思います(笑)  本当に何もなくてよかった。

ところで、各方面からここまでする?と言われ、行政からも、JPさんこれは完全に法令通りですが、私たちはここまで指導しません。と、言われた。京都市の闇「ゴミの分別」。特に、廃プラと燃えるゴミの行きつく先がおんなじ(処分方法基本おんなじ)という意味不明な事業ごみの分別なんですが、当方、徹底的にやってます。いつか、本当の意味で行政が追いつくのを信じて。

下記をご覧くと、コンビニやスーパーで購入した食品にくっついているプラスチックを当社は「洗って分別」させることを求めています。皆さん、こんなことできないでしょう。ええ、日本人のお客様に説明するとキレられます。あほか!って話ですもんね。

 

でも、発展途上国に廃プラスチック輸出して、現地の人たちの仕事になっていましたが、中国だってそんな仕事をする人は減っていますし(所得自体が日本人より高いなんて当たり前)将来的には自国で処理する方向に持っていくしかないんですよね。リサイクルするか、アメリカ等のように高熱焼却炉を持つかです。日本はますます貧乏になりますし、観光で食ってくんだったら、どういう風に情勢が変わるかを予想し、私は完全分別が必要な方にベットしたわけです。ゴミ減推進課さんにも「ここまでパーフェクトにしているところは無いです」と言われましたが、法令守っているだけなんですがね。はよ、追いついて欲しいです。ほんま。ここまでしている事業者って外資の靴の会社とか、意識高い系の会社だけですもんね。まあ、まずは公共機関のビルにゴミ箱の数が6個か7個くらい無いんだし、やる気持ちないんやろなぁって思ってしまいます。というか、できないんでしょう。まあ、この愚痴はどうでも良いこととして、

 

果たして、海外旅行者がこれを守るか?ということです。

 

結果、80%の旅行者が、分別には仕上げの分別(カップラーメン容器に紙とプラがあるのを分けたりすること)が必要ですが、間違いなく、ゴミをキレイに洗って分別をしてくれます。

当社の来客の8割を占めるのが中国のお客様ですが、最近、上海でも4種分別(汚れたゴミ、リサイクル、衣服紙類、粗大ごみ だったかな)がスタートし、中国の皆さまも震撼しております。それに後押しさる形もあってか最近では、このゴミの分別に対して好意的な意見が寄せられることが非常に多いです。

「ここまで進んだ分別をするのは素晴らしいことだ。」「非常に勉強になる社会経験だ、自国に持ち帰って、みんなに言ってやる」などなど、問い合わせには「これはどの種類のゴミですか」なんかも当社の滞在中の問い合わせが多いです。驚きです。

 

我々、日本人は、どこまでいっても「旅の恥は掻き捨て」の感覚を持っているから、そう感じてしまうんですよね。

「旅の恥は掻き捨て」 これは日本が世界に誇る感覚ですよ。

 

は!?・・・くどくどと、また本題と関係ないことを。。。

 

とういうことで、本題と大きくずれましたが、これに気をよくしたJPRESERVEは続いて「おさほう」に手を出すことと致しました。これはほんま我ながら、行き過ぎていると思います・・・・

今度OPENする施設が、いわゆる路地(一応法令上道路です・・。え!これが再建築可の道路なんですか!っていう道路は京都に五万とあります)なんですね。こういうところに住むと、近所づきあいは必須で、深い仲にならずとも、「袖、擦りあってしまうので、お互いのために、適度な距離と、相手に気を遣わせない最低限のコミュニケーション」が必須になるわけですよ。京都の人ならわかるこの感覚。

そうです、

すれ違う時に軽く顎を引く程度で、目を合わせず、「・・・ん…にちわぁ」と言う、私たちもなんていっていいかわかりませんが  あれですよ。 そう、 すれ違いざまの会釈!

 

これを教えようというんです。我ながら頭おかしいんじゃないのと思いますが。

ゴミの分別できるなら・・・

近所の住民さんがどんな反応を示すのか。今からドキドキですね。

でも、こんな京都独特のローカルなことを皆知りたいと思っていると感じるんですよね。ひしひしと・・・

 

中国のお客さんは、なぜ民泊が好きか。中国では家と言えばマンションや団地なんです。2F建てで家族と共有できる空間そのものの有り方が日本であって、それを楽しみに来ているんです。

そんな心を感じれば彼らにとってはすべてが貴重な体験になるんですよね。。。

皆さん、もっと彼らの心に触れてみませんか。国の経済成長によって主義思想を薄められ納得させられ、道徳的な事に目をつぶらされて、そして家族の為に頑張って。。。大切な家族と一緒にせめて楽しみに日本に来る。

そんな彼らが起こしている迷惑行為は我々が引き起こしているということに気づくはず。

なぜなら、彼らは真っ白で、純粋なんです。

時々、どうしようもないのはいますがね(笑)

中国の人達が「日本の家」と言えば、ドラえもんに出てくるのび太の家なんだとか。

 

はい、というわけで

台風がたいしたことが無かったから、たくさん書けている?その通りです!

 

それではまた!